「これは売れるわ〜!」と感動した本を紹介します。
この本をペラペラとめくったら、ちょっとした感動を味わいました。
「社会人の教科書?いや、社会人の辞典だわ、この本!」
今から10年前ごろ、上場企業から新入社員研修の依頼をいただいたことがあります。
コミュニケーションや、モチベーション部分を私が担当して、
社会人としての挨拶の仕方、電話の受け方などなどビジネスマナー研修部分は、専門の講師に外注しました。(マナーを教えるのは、私の柄じゃないんで・笑)
その研修に同席して、研修では知らないこともけっこうありました。
「そういえば、マナー研修らしいことを受けたことがないまま40代半ばになってしまったんだ!」
と当時の私は気づきました。
(社会人生活20年以上なのにね!(笑))
この本を読んで、気づいた点を紹介します。
●あいさつが大事な理由は?
⇒「あいさつは大事だ!」は誰でも知ってますが、あいさつが大事な理由をしっかりと言えますか?
大人にとっての当たり前なことでも、
これからの若い人に伝えるには、理由を丁寧に説明することがが大事だと思います。
この本では4つの理由が書かれてました。
●席次
上座下座に悩むことがあります。
円卓の座り方は、「へえーそうだったんだ〜」
エレベーター、車、新幹線などのマナーにも、「へえ〜」
●手土産の渡し方
地位の高い人が、相手方の地位の高い人へだそうです。「へえ〜」
●お茶の入れ方
私、お茶くみを頼まれて、お盆を使わず持っていたら怒られたことがあります(笑)
お茶を席まで運ぶときには、湯呑と茶たくは別々に。「へえ〜!」
●デスクトップ画面は2列まで
打ち合わせ中に相手のPCのデスクトップが見えることがありますね。
アイコンでごちゃごちゃだと、仕事ができない人という印象を持ちます。
この本では、アイコンを2列にしておきましょうとのこと。
私も人に会う前は整理をしとこう・・・
●議事録の作り方、個人情報の取り扱い方、知的財産の守り方
などは、「へえへえへえ」でした(笑)
●指示依頼は6W3Hで明確に
へえー!
5W2Hは有名ですが、6W3Hは知りませんでした!
When いつ?いつから?
Where どこで?
Who 誰が?
Whom 誰に?
What 何を?
Why なぜ?
How どのように?
How much いくらで?
How long どれくらいの期間で?
この9つを確認する癖がついたら、あいまいさが消えますね!
●マニュアル化のすすめ
この項目は、はたして新入社員向けなのか?という疑問もありますが(笑)
身につけたものをマニュアル化することができたら、後輩育成のためにもいいし、何よりも実力がつくのが早いですね。すばらしい〜
●最後の項目
「辞めたくなったときは」 「退職の心得」で締め。
まさに、入社時から退職まで網羅した、社会人の辞典といえる本ですね。
まとめ
付録の「ビジネス用語辞典」も知らない言葉がちらほら。
この凝縮感は、「売れてがあたりまえな本」の見本でした。
カラー本なのに、これで1,200円!!
なんで???? 朝日新聞社さん、ちょっと頭おかしい(笑)
社会人1年目、あるいは、ビジネスマナーに自信がない人は必読ですね。
『最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本 』
宮本ゆみ子著 石川和男監修