石川和男さんの新著が出ました。
『仕事はゲームにすると上手くいく』
石川さんは時間管理の専門家。
企業の経理部長、大学講師、時間管理コンサルタント、セミナー講師、税理士など、5つ以上の仕事をこなしてます。そして、ほぼ毎日、クラブハウスも出ずっぱり。
影武者が3人くらいいるんじゃないかともっぱらのうわさ（笑）
『仕事はゲームにすると上手くいく』
仕事に、向き不向きがあるのは間違いないでしょう。
内向的な人にとって営業はハードルが高いでしょう。
松橋のように、外交的だけど大雑把な人にとって、
医療関連の仕事や、安全管理の仕事などミスが許されない仕事は、とてもつらく感じます。
でも、内向的な人がトップセールスマンとして活躍したり、
普段大雑把でも、仕事ではミスせず、しっかりこなす人もいます。
一流の人は、どんな仕事をしても、平均以上の成果を出すのです。
平均以上の成果を出す人たちは、
どんな仕事も楽しめるコツを知っていると、私は確信しています。
嫌な仕事、ダルい仕事を、楽しい仕事にするコツは、
「仕事はゲームにすると上手くいく」
の中にてんこ盛りでした。
まずは、それぞれの目次に目を通してください。
コピーライターが作ったとしか思えないくらい、
おもしろい見出しが並びます。
目次を確認したら、内容を想像して読みすすめてください。
なるほどーと、うなること、間違いなしです。
いくつか抜粋してご紹介します。
●勉強は最高のゲーム！ゲーマー仕事術
所属する分野の資格を取得することで、その他大勢から抜け出せます。
私は建設会社の経理に配属された時点で、経理事務士4級から始まり、全国の社員の仲で一番早く、難関の1級を取得。最終的に税理士の資格も取得して経理の達人になりました。
資格試験の勉強はロールプレイングゲームとアクションゲームを混ぜ合わせた最高のゲーム。
何度もプレイして経験値を上げる。⇒テキストを繰り返し読んで知識を増やす。
旅に出てアイテムを獲得して力をつける。⇒暗記や計算問題を説いて力をつける。
雑魚キャラを倒していく。⇒ミニテストや基本本題を解く。
能力を上げ、次のステージへ⇒能力を上げ、基本問題から応用問題へ。
ラスボスを倒す⇒目標の試験に合格する！
●わんこそば仕事術
仕事には雑務もあります。
ファイル整理、電池の入れ替え、パソコンまわりの片付け、トナーの取替。
これらに気づいたら、メモします。10以上たまったら、一番集中力の無い時間に、一気に片付けるのです。
１，PC周りの整理、２、切手の整理、３、窓拭き、４，書棚の整理、５，迷惑メールの削除、
タイマーをセットし、１５分〜３０分で、一気にやると決める。
注がれるわんこそばを一気に書き入れるようにリズムよく制限時間までにどんどん終わらせていく。
昼食後など集中できない時間帯に、気になっていた雑務を次々と終わらせると気分も爽快になります。
●青森県恐山イタコ仕事術
ワンランク上の仕事がしたいと思ったら手っ取り早い方法があります。
イタコのように、尊敬する上司になった気持ちで仕事をするのです。
憧れの上司は、ちょっと疲れたらネットサーフィンするかな？ここはがんばるかな？ネットを見たとしても５分とか機嫌を決めるだろうな？企画書を作りかけで帰るかな？いや、仕上げてから帰るだろうな。
などと、上司が乗り移った気持ちで考えてみよう。
尊敬できる方なら、身近な人じゃなくて歴史上の人物や、カリスマ経営者を乗り移らせても構いません。
私は尊敬する役員の部屋に忍び込み、書棚にある本をすべてチェックし、すべて読破しました。
後日、飲みの席で本に沿った話をしたら、「オレと同じ考え方じゃないか。うれしいなあ」と喜ばれました。
尊敬できる人を演じ続けることで劇的に成長できます。
〜〜〜〜〜〜〜
とまあ、とにかく目次がおもしろいです。
青森出身者としては、
恐山イタコ仕事術のネーミングはいかがなものか、
と思わないでもないですが（笑）
イタコ仕事術は、
NLPでいえば、モデリング。
モデリングのポイントは、３つあります。
・尊敬する人の口癖などの言葉をまねる。
・尊敬する人の姿勢や仕草をまねる。
・尊敬する人が見ている景色、ビジョンをまねる。
この３つを憑依させれば、尊敬する人に近づきます。
他には、
永久脱毛仕事術とか、写経仕事術、ルパン三世仕事術、、、
などなど、内容を読むまで意味がわからないものがたくさん（笑）
見出しもおもしろいけど、書いている内容は、
本人がすでに試して実証済みの技の数々なので、
仕事を楽しめるようになりたい、
仕事を効率化したいという方は、
必読の一冊です。
『仕事はゲームにすると上手くいく』 石川和男著
