●世間って誰？
こんな悩み相談を受けました。
「起業して、〇〇コンサルタントをしたい。カウンセリングもしたい」
「じゃあ、個人ブランディングするべきですから、フェイスブックは顔出しは当然だし、ブログも顔をきちんと出しましょう」
「いやあ、それは抵抗があるんです。世間にどう思われるか気になって・・・」
「あなたにとって、世間って具体的には誰なんでしょうか？例えば友人とか会社の人ですか？」
と質問をしました。
すると、
「Aさんと、Bさん、あとCさんかな。この人たちにはいい状態だと思われたい」
「どんな関係の方ですか？」
「学生時代からの友人です」
「なるほど、その人たちのことを考えると顔出ししたくないというのは、どういう理由なんでしょうか？」
「あの人たちには、自分が落ちぶれている感じは絶対に見せたくない」
このように「あなたにとっての世間は誰ですか？」と質問すると、
学生時代の友人の名前を挙げる人が多いです。
また、昔の職場の人の名前を挙げる人もいます。
●昔からの知人に、どう思われるかが、成功よりも大事？
昔の友人にどう思われるか？
それが人生の大きな指針になっていることに気づいて、本人もびっくり。
学生時代の友人や、昔の職場の人にどう思われるのかを考えると、
「あれこれやりたいことをやめておこう」とブレーキをかけているのです。
そして驚くことに、
「その人たちと１年に何度会っていますか？」
と質問すると、
「うーん、１年どころか、何年も会ってない。5年前に同窓会で会ったかな・・・」
つまり、
「ほとんど会いもしない人たちのために、名前と顔を出して、何かを発信するのは抵抗がある」
●結婚するなら、レベルの高い人じゃないと・・・
同じような例をもう一つ。
婚活している40代女性の相談でのこと。
とてもチャーミングで、仕事もデキる女性なのに、なかなか相手が見つからないとおっしゃる。
「言い寄ってくる男性もいて、その人は性格的にはいいが、普通の会社員なので職業が見劣りするので躊躇している」とか。
なぜそう思うのか？と聞いていくと、
「こんな相手を選んだら、周りにどう見られるのか？が気になる。婚活を必死にしているとも周りから思われたくない」
「周りって誰のことですか？」
「えーと、うーん、昔からの友人です。一人は医者と結婚して、もう一人は経営者と結婚して。だから、そこそこのレベルの高い人じゃないと、結婚したくないんです！」
「その二人にはどう思われたいのですか？」
「その二人には負けたくない」
「ちなみに、その友人とはどれくらいの頻度で会いますか？」
「数年に一度かな」
数年に一度、会うかどうかの人に、
・いいかっこをしたい
・しょぼいと思われたくない
そのために、体裁を整えるために、やるべきことにブレーキをかける。
はい、よく聞いてください〜！
あなたは、ほんの数人のどうでもいい人に、人生のハンドルを渡しているんですよー！
あなたの昔からの友人は、あなたを幸せにしてくれませんよー！
ちなみに、50代の女性は、NLPコースに参加してから激変。
女優さんのようなプロフィール写真をアップして、
今ではとても素敵な起業家として大活躍しています。
他人の目を気にして生きることのバカバカしさに気づいたとき、あなたのもともとのエネルギーは、大きく炸裂します。
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