●カリスマリーダーといえば誰?
松下幸之助、本田宗一郎、稲盛和夫、ジャック・ウェルチ?
高度経済成長期で、少品種、大量生産には、このようなリーダーが力を発揮した。
同じ世代であれば、同じTV番組を観て、同じ音楽を聞いている時代があった。
しかし時代が変わりました。
著者によれば、多品種、少量生産の時代は、
万能なカリスマリーダーは向かないという。
カリスマリーダーは、
「俺の言うことは全部正しい。黙って何でも従え!」
というような威圧的な態度を取りがち。
私、松橋も営業マン時代、
20代で部下をもつ上司になったとき、そういった上司を目指して失敗した経験があります。
・部下よりも全てに秀でていないといけない。
・部下の前では万能だということを見せつけなければいけない。
・弱みを見せてはいけない。
そんな強迫観念があったようです。
そのために、マネジメントは失敗。
すぐに降格になりました。
でも、吉田さんは3回も降格人事されたそうです。
その経験から、どうしたらいいのか悩み抜いて、手に入れたのが、
部下に任せるマネジメント方法です。
これからのリーダーとは?
どういうリーダーが、今の時代にあっているのか?
それは、「サーバント・リーダーシップ」を持つこと。
サーバント・リーダーシップとは、奉仕、支援型リーダーシップです。
部下たちの自主性を重んじつつ、成長をうながすスタイルです。
「黙って俺についてこい」というスタイルは古いのです。
過干渉なリーダーは、全てをコントロールしたがります。
その結果、萎縮して行動を起こさない部下になる。
親子関係にもありがちですね。
過干渉な親は、すべてにコントロールをしたがります。
その結果、大人になっても萎縮して、他人の顔色ばかり見る。
そして行動を起こさない人になる。
私の新作「『一生』の自信を「一瞬」でつくる本」でも、親の影響で自信を失った人の話を書きました。
過干渉な親は、「親の私の言うことは間違いないんだから、黙って聴きなさい!」となりがち。
反抗期で、思いっきりぶつかることができれば、まだ救いがあります。
でも、反抗期を経験せずにそのまま成人すると、親が喜ぶことをするという、他人軸の人生を送ります。
親とべったりで、自分で判断できない状態がずっと続きます。
そして、「何をやりたいのかわからない」と、夢や目標も持てなくなります。
話をリーダーシップに戻します。
「部下にナメられてはいけない」と思って、威厳を持とうというのも、古いスタイルだそうです。
自分の弱みを見せてはいけないと思っているリーダーは、勘違いしています。部下がリーダーに求めているのは威厳ではなく、○○力だといいます。
リーダーも親も、昔のように力ずくじゃムリ。
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